歴史
正興寺の歴史
建立(こんりゅう)は寺史によると江戸時代中期、享保十年(1725年)4月28日(当時の征夷大将軍は徳川吉宗)で、この地は、もと斎田八幡神社の神域と伝えられ、その時代は遠く室町時代に遡ると言われています。
地元で信仰があつい「岡田荘松」氏(兄)が願主で「岡田兵三郎」氏(弟)が布施をして建立したとありますが、現在、正興寺の檀家に「岡田」の姓はなく、どこの「岡田家」でその後のことは分かっていません。
建立時は新寺建立禁止令が出ていた厳しい時代でありました。建物はできておりましたが「正興寺」としての許可はおりず、仕方なく「正興庵」として申請しようとしましたが、「庵(あん)」としてもなかなか許可がおりず8年もかかったとの記録があります。「庵」とは建物の名称で、僧侶等が執務に用いる質素なたたずまいの小屋のことです。
その後、無住職の時代もありましたが、脈々と受け継がれ、阿波近年の名僧の一人、祥瑞和尚を排出する等、発展を遂げ現在に至っています。
昭和十六年に「正興寺」へと改名しました。
ご本尊
ご本尊は、私たちの苦難を身代わりとなり受け、救ってくださり、また子どもたちの守護尊でもある「地蔵菩薩」様です。
住職
住職 吉田憲弘
副住職 吉田正憲
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